カビの害

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■ カビの功罪

カビなど真菌は、我々の生活環境の中で、ごく普通に存在し、そして共存しています。
特に食生活に関しては、カビや酵母の存在抜きで考えることができません。みそ、醤油、鰹節をはじめみりんや酒類などに代表される発酵食品は、すべてカビなどの真菌を利用して作られた食品です。
チーズにいたっては、ロックフォールチーズように、そのままカビの名称が使われているものもあります。
医薬の分野においてもペニシリンは、カビから作られた抗生物質です。
しかし、一方その均衡が、くずれると、真菌および産生代謝物は、人や建物に大きな被害をもたらします。

■ 健康にもたらす被害

  • アレルギー疾患(ぜんそく、アトピーなど)
  • 感染症(肺真菌症、水虫)
  • カビ毒(肝臓ガン、肝障害)

■ 建物に対する被害

  • 汚染、劣化、腐敗
下の写真は、肺真菌症で亡くなられた人の写真です。画面左肺の上方に陰が見えます。この陰が、アスペルギルス ニガーの発生した部分です。
アスペルギルス ニガー?
あなたの職場にも必ず生えています。

アスペルギルス ニガー

感染症記事真菌毒
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■ カビの管理基準

日本建築学会では、真菌の基準が二段階で定められています。

事務所 設計:20CFU/m3以下 管理基準:50CFU/m3以下
学 校 設計:2000CFU/m3以下 管理基準:2000CFU/m3以下
高性能のエアフィルタが入っていない空調機では、この濃度は、たやすく到達します。

諸環境中の浮遊真菌濃度を下表にしめします。
対象空間 浮遊真菌数(CFU/m3)
学 校 30~2000
オフィス 10~200
病院・外来待合室 10~500
病院・病室 10~500
社会福祉施設 50~3000
地下街 100~500

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